マルプーとは|性格・大きさ・寿命と飼い方の基本ガイド
マルプーは、マルチーズとトイプードルを親にもつミックス犬です。人が大好きで賢く、抜け毛が少ないので、マンションでも一緒に暮らしやすいといわれます。近年、日本で人気が高まっています。この記事では、マルプーの大きさや性格、寿命の目安を早見表でまとめたうえで、散歩やお手入れ、食事、お留守番の練習と迎える準備の基本を紹介します。
表:マルプーの早見表
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| ルーツ | マルチーズとトイプードルを親にもつミックス犬。近年、日本で人気が高まった |
| 体重 | 2〜4kg程度(親犬の体格によって個体差が大きい) |
| 体高 | 20〜30cm程度 |
| 平均寿命 | 12〜15歳 |
| 性格 | 人が大好きな甘えん坊。賢く、好奇心旺盛。寂しがりな面もある |
| 運動量 | 1日30〜60分程度の散歩(雨の日は室内遊びで補う) |
| お手入れ | ブラッシングは毎日。トリミングは月1回程度 |
| 室温 | 夏は25〜27℃、冬は22〜25℃。湿度は40〜60% |
| 気をつけたい病気 | 膝蓋骨脱臼(パテラ)、外耳炎、気管虚脱、涙やけ(流涙症)、白内障など |
※体格や寿命は一般的な目安です。個体によって差があります。
マルプーとは|マルチーズとトイプードルから生まれたミックス犬

マルプーは、トイプードルとマルチーズを親にもつミックス犬です。抜け毛が少なく愛らしい犬を求める声が高まるなかで注目されるようになり、近年、日本でも人気が高まっています。
親犬のトイプードルは、もともと水辺で獲物を回収する作業犬として活躍していた犬種です。学習能力が高く、しつけが入りやすい犬種として知られています。もう一方のマルチーズは、地中海沿岸で古くから愛玩犬として大切にされてきた犬種で、人のそばにいることを何より好みます。
マルプーは、特定の作業のためではなく、人のよきパートナーとして暮らすために生まれた犬です。ミックス犬は歴史がまだ浅く、両親のどちらの特徴を強く受け継ぐかによって、見た目や性格、成長のペース、最終的な体格が一頭ずつ大きく異なります。成長とともに見えてくるその子だけの個性を、楽しみながら育てていきましょう。
マルプーの大きさ|体重・体高の目安
マルプーは、成犬で体重2〜4kgほど、体高20〜30cmほどの小型犬です。親犬のマルチーズとトイプードルの体格によって、大きさの個体差が大きいのが特徴です。
生後8か月ごろから、成犬の体格に近づいていきます。骨格が華奢なので、フローリングにはすべりにくいマットを敷き、段差にはステップを置いて膝を守りましょう。
子犬のころの濃い毛色が、成長とともに淡くなることがあります。これを「フェーディング」といい、とくにレッド系の毛色に多いといわれます。
ホワイトは、親犬のマルチーズに近い毛色です。グレーやブラック、ブラウンは、親犬のトイプードルから受け継ぐ毛色です。トイプードルのグレーは、子犬のころは黒っぽい色をしていて、成長とともに少しずつ薄くなっていきます。そのため、グレーのマルプーも、子犬のころと大人になってからで毛色の印象が変わることがあります。
マルプーの性格|人が大好きで賢い甘えん坊

マルプーは人が大好きで、家族に寄り添って過ごすのが好きな甘えん坊です。賢く学習能力が高いので、褒めて教えるとマナーを覚えやすい犬種です。好奇心も旺盛で、おもちゃ遊びが大好きです。
一方で、家族への思いが強いぶん、長いお留守番が苦手な子もいます。耳がよく、来客の音などに反応して吠えることもあります。
親犬から受け継ぐ気質や、マンションで暮らしやすい理由は「マルプーの性格と相性|マンションでも飼いやすい理由と接し方」で詳しく紹介しています。
マルプーの寿命とかかりやすい病気

マルプーの平均寿命は12〜15歳が目安です。7歳ごろからシニア期に入るので、獣医師と相談しながら、年齢に合わせてフードを見直していきましょう。寿命や病気のかかりやすさには個体差があるので、ここで紹介するのは一般的な目安としてご覧ください。
気をつけたい病気は、膝のお皿がずれる膝蓋骨脱臼(パテラ)、外耳炎、気管虚脱、涙やけ(流涙症)、白内障です。首輪ではなくハーネスを使う、毎日コットンで涙を拭き取るなど、毎日のお世話が予防とケアにつながります。
病気ごとの初期のサインや年齢別のケアは「マルプーの平均寿命は何歳?かかりやすい病気と年齢別のケア」にまとめています。
マルプーの散歩と運動|室内遊びも取り入れて
マルプーは、成犬の体高が20〜30cm程度に収まる子が多い小柄な犬です。毎日の散歩は1日30〜60分程度が目安です。散歩は、外の空気やにおいにふれて刺激を受ける大切な時間です。
雨で散歩に行けない日は、室内遊びで運動量を補いましょう。数回に分けて15〜30分程度、引っ張りっこや知育玩具、名前を呼んでのかくれんぼなどで遊ぶと、室内でもエネルギーを発散できます。室内遊びは、家族との絆を深める時間にもなります。
マルプーのお手入れ|毛玉を防ぐブラッシングと顔まわりのケア

マルプーは抜け毛が少ない反面、毛が細くやわらかいため、毛玉ができやすい犬種です。毛玉を放っておくと皮膚の通気が悪くなり、皮膚トラブルの原因になることもあります。ブラッシングは毎日してあげましょう。やさしく体にふれることで、体の小さな変化にも気づきやすくなります。
歯みがきは毎日が理想です。トリミングサロンには月1回程度通い、清潔な状態を保ちましょう。
耳は、シャンプーや水遊びのあとに、入り口付近の水分を乾いたコットンでやさしく吸い取ります。汚れは見える範囲だけを、犬用クリーナーを含ませたコットンで拭き取りましょう。人間用の綿棒を耳の中に入れると、粘膜を傷つけたり汚れを奥に押し込んだりするので、使わないでください。
目から溢れた涙は、時間がたつと着色したり、細菌が増えたりする原因になります。犬用アイクリーナーや精製水を含ませたやわらかいコットンで、毎日やさしく押さえるように拭き取りましょう。
口まわりの毛が長いので、お皿型の水入れだと毛がぬれて変色の原因になります。飲み口の狭いボトル型の給水器がおすすめです。
シャンプーは、月1〜2回ほどが目安です。洗いすぎると皮膚が乾燥しやすくなるので、週1回以上のシャンプーは控えましょう。生乾きは皮膚トラブルの原因になるため、シャンプーのあとは毛をかき分けて根元までしっかり乾かしてください。
マルプーに人気のカットスタイルは「マルプーの子犬を福岡で探すなら|性格・価格とお迎えの流れ」で紹介しています。
マルプーの食事と体重管理|関節を守る
ごはんは、生後3〜4か月ごろまでは1日3〜4回に分けてあげましょう。体の小さい子犬は、空腹が続くと低血糖を起こすことがあるためです。成犬になったら、1日2回が目安です。
マルプーのような小型犬は骨格が細く、膝のお皿がずれる膝蓋骨脱臼(パテラ)を起こしやすい傾向があります。体重が増えすぎると関節への負担が大きくなるので、ごはんは目分量ではなく、体重や運動量に合わせてグラム単位で量りましょう。体重も定期的に測り、増減を確かめます。
すべりやすいフローリングも、関節に負担をかけます。生活動線にペット用のマットやカーペットを敷き、ソファなどの段差にはステップを置いて、飛び降りの衝撃を減らしましょう。
マルプーのしつけとお留守番|褒めて伸ばす練習

マルプーは賢く感受性が高いので、厳しく叱るよりも褒めて伸ばす方法が向いています。新しいマナーを教えるときは、おやつなどで目標の動作に誘導し、できた直後の1〜2秒以内に褒めましょう。失敗しても叱らず、簡単なステップからやり直します。家族みんなで同じ言葉・同じ合図を使うことも大切です。
お留守番は、短い時間から少しずつ慣らしていきます。最初はゴミ出しなど数十秒〜5分の外出から始め、慣れてきたら15〜30分、さらに1時間〜数時間へと伸ばしていきましょう。慣れるまでに数週間〜数か月かかる子もいるので、その子のペースで焦らず進めます。帰宅したときは大げさに出迎えず、落ち着いてからやさしくなでてあげましょう。
お留守番の部屋づくりも大切です。ケージにお気に入りのブランケットや、家族のにおいがついたタオルを敷くと、安心して過ごせる場所になります。出かける前には、飲み込むと危ない糸やひも、袋、電源コードなどを片づけましょう。室温は夏は25〜27℃、冬は22〜25℃、湿度は40〜60%が目安です。長い時間家を空けるときは、エアコンをつけたままにしておきます。
お留守番の練習の手順や、共働きの家庭での工夫は「マルプーの留守番は何時間まで?慣らし方と共働き家庭の工夫」で紹介しています。
マルプーを迎える準備
マルプーを迎える日が決まったら、毎日の暮らしの土台になる道具をそろえましょう。体が小さく、被毛が伸び続けるマルプーならではのポイントがあります。
- すべりにくいマット:膝蓋骨脱臼(パテラ)を防ぐために、いちばん先に用意したいものです。フローリングにはマットを敷きましょう。
- ケージ・サークル:高さよりも床の広さを優先します。ケージの中にも、すべりにくいマットを敷いてください。
- ハーネス・リード:首への負担を避けるため、首輪よりハーネスが安心です。成長が早いので、調整できる幅の広いものを選びます。
- ドッグフード:超小型犬用の小粒タイプを選びます。お迎え直後は、今まで食べていたものと同じフードを続けましょう。
- コーム・スリッカーブラシ:お迎え初日から用意して、まずは体にふれる練習から始めます。
マルプーの子犬を探している方は「マルプーの子犬を福岡で探すなら|性格・価格とお迎えの流れ」をご覧ください。
まとめ|マルプーをもっと知るための記事
マルプーは、人が大好きで賢く、抜け毛が少ない小型犬です。毎日のブラッシングや体重の管理、少しずつ進めるお留守番の練習を続けて、マルプーとの暮らしを楽しんでください。
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