2023/10/19
小さくて甘えん坊!タイニープードルの育て方
タイニープードルの子犬を選ぶときのポイントは?
タイニープードルとは、 トイプードルとティーカッププードルの中間のサイズです。
小さな体とつぶらな瞳、まるでぬいぐるみのような可愛さで人気急上昇中の犬種です。
タイニープードルは生後半年を過ぎると体の成長が落ち着きます。
そしてその後、サイズが大きく変動することはありません。
タイニープードルは他のサイズと比べるとまだ歴史が浅く、サイズが固定化していません。
親犬がタイニープードルだからタイニープードルが生まれるとは限らないのです。
そのためタイニープードルを選ぶときには、事前に特徴やサイズの見分け方のポイントを知っておくことが大切です。
タイニープードルだと思って飼っていても、トイプードルと同じくらい大きく成長することや、ティーカッププードルほどの大きさで成長が止まることもあります。
プロのブリーダーでも生後間もない子犬を見て正確に成犬のサイズを予測することは困難だと言われています。
どうしてもタイニープードルを飼いたい場合は、 生後半年を過ぎるまで待つと良いと言われています。
もしくは、その子犬の祖父母犬まで調べてみてください。
どの犬もタイニープードルのサイズであれば、タイニープードルである可能性は高くなるからです。
またとても小さな犬種です。
健康状態をしっかりと確認してあげてくださいね。
タイニープードルをお迎えしたら。小さな身体だからこそ大切なこと
タイニープードルをお家に迎えて一週間ほどしたら、動物病院で健康診断をうけることをおすすめします。
見た目と体重との比較だけではなく、内臓の状態や骨格に対して体重が適切かなど、小さな犬種だからこそ詳しい健康状態を把握することが大切です。
飼育方法について不安がある場合も獣医さんに相談してみてください。
ワクチン接種がまだの場合は接種の予定もこの時に立ててもらいましょう。
通常は生後6週〜16週の間に2〜3回接種が必要です。
タイニープードルは歴史が浅くサイズが固定されていません。
そのために「成犬になったら予想よりも大きくなってしまった。」そんな声も多く聞く犬種です。
大抵の飼い主はそれでも愛情持って育てています。
しかし「理想と違う」という悲しい理由で捨ててしまう人がいるのも現実なのです。
この記事を読んでくださっているあなたはきっと大丈夫だと思います。
お家に迎えたその日からペットも大事な家族の一員です。
一度飼うと決めたら、その子が一生を終えるまで責任を持って付き添ってあげてくださいね。
タイニープードルのしつけと手入れ!もっと可愛く、もっと楽しくすごそう
タイニープードルは、とても利口で飼い主の言うことをよく理解してくれます。
そのためしつけをしやすい犬種とも言えるでしょう。
しかし、 成犬になっても子犬のようなサイズのためか、ついつい甘やかしてしまう飼い主も多いようです。
しっかりとしつけをせずに甘やかして育ててしまうと、問題行動を起こすようになってしまいます。
曖昧な態度をとってしまう。
時と場合で言うことが変わったりする。
そんな事を繰り返すと、タイニープードルは混乱してしまいます。
その結果、飼い主の言う事を聞かなくなってしまうことも起こってしまうのです。
どんなに見た目が子犬のようであっても、立派な成犬です。
甘やかす時には甘やかし、しつけの時にはしっかりしつける。
メリハリをつけて信頼関係を築いていってくださいね。
シングルコートのタイニープードルは抜け毛が少ない犬種です。
しかし、 特徴的な巻き毛は毛玉ができやすく、ごみやホコリが絡まりやすい 一面もあります。
ブラッシングは愛犬とのコミュニケーションにもなります。
体調の変化に気づきやすくなるというメリットもあります。
毎日のブラッシングで被毛を美しく健康的に保ってあげてくださいね。
タイニープードルの気をつけたい病気とケガ
トイプードルの中でもひときわ小さいタイニープードル。
小さい犬種ならではだからこそ、気をつけたいケガと病気をご紹介します。
骨折
タイニープードルは骨が 非常に細い犬種です。
そのため骨折をしやすいのです。
部屋の床がフローリングで滑りやすい場合は、すべり止めマットやコルクマットを敷くなどして骨折のリスクを軽減することが大切です。
ソファやベッドの昇り降りの際に飛び降りたりしないような環境作りをしてあげましょう。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
タイニープードルは、膝蓋骨脱臼を発症しやすい犬種です。
膝蓋骨脱臼はパテラとも呼ばれています。
膝蓋骨が正常な位置からずれたり外れたりする病気です。
膝蓋骨が内側に外れることを「内方脱臼」、外側に外れることを「外方脱臼」と呼びます。
膝蓋骨脱臼には先天性と外傷性があり、外傷性は高所からの飛び降りや転倒などが原因で起こります。
症状が軽度のときは、気づかずに、何度も小さな脱臼を繰り返すことがあります。
何度も脱臼を繰り返すと、関節の炎症が深刻化して骨が変形し歩くことが困難になってしまう場合があります。
遊んでいる時に急に鳴いて痛がったり、足をかばうような歩き方をしていたりしていたら、すぐに動物病院で診てもらうようにしてください。
低血糖症
低血糖症は、 体が小さなタイニープードルによくみられる病気です。
低血糖症とは、 血液中の糖分(血糖値)の濃度が異常に低くなってしまうことにより起こります。
低血糖状態になると、身体や脳へ送られるエネルギーが不足します。
そして、ぐったりとしてしまったり痙攣を起こしたりしてしまうのです。
重症になると体の麻痺や失明してしまうこともあります。
日々の食事に気を使ってあげることが大切です。
タイニープードルと楽しく暮らすために!育て方のまとめ
クリクリとした丸い目に小さな身体、いつまでも子犬のような印象があるタイニープードル。
しかし10ヶ月を過ぎた頃には、身体は小さくても成犬です。
甘えん坊の性格も相まって、 ついつい子犬のように感じてしまうかもしれませんが、きちんとしつけることが大切です。
また、小さい犬種だからこそ、健康管理や毎日のお世話に気を使うことが多いです。
しかし愛情を込めてお世話をし、きちんとしつけることで信頼関係を構築することで、その愛嬌であなたを癒してくれるパートナーになることは間違いありません。