ポメラニアンとは|性格・大きさ・寿命と飼い方の基本ガイド
ポメラニアンは、ポメラニア地方(今のドイツとポーランドにまたがる地域)にちなんで名付けられた小型犬です。ふわふわの被毛と小さな体が魅力で、自己主張がはっきりした勇敢な性格をしています。この記事では、ポメラニアンの大きさや性格を早見表でまとめたうえで、気をつけたい病気や毎日のお手入れ、しつけ、迎える準備の基本を紹介します。
表:ポメラニアンの早見表
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 原産国 | ドイツ(名前はポメラニア地方から) |
| 体重 | 1.4〜2.5kg程度 |
| 体高 | 18〜25cm |
| 平均寿命 | 13〜14歳ほど |
| 性格 | 自己主張がはっきりしていて勇敢。賢く覚えが早い一方、吠えやすい |
| お手入れ | 毎日のブラッシング。換毛期は年2回(春と秋) |
| 食事 | 超小型犬用の小粒フード。生後3〜4か月ごろまでは1日3〜4回に分ける |
| 気をつけたい病気 | 気管虚脱、膝蓋骨脱臼(パテラ)、低血糖など |
※体格や寿命は一般的な目安です。個体によって差があります。
ポメラニアンとは|スピッツをルーツにもつ小型犬の歴史と名前の由来

ポメラニアンは、スピッツの仲間をルーツにもつ小型犬です。名前は、ポメラニア地方という地名にちなんだものです。原産国はドイツとされていますが、今のポメラニア地方はドイツとポーランドにまたがっています。
ポメラニアンは、ヨーロッパの王族に愛されてきた犬種です。とくにイギリスのヴィクトリア女王は、ヨーロッパ各地から毛色の違うポメラニアンを迎えて育て、犬種の確立と毛色の広がりに大きく関わったといわれています。
ポメラニアンの大きさ|体重・体高と被毛の特徴

ポメラニアンは、成犬で体重1.4〜2.5kgほど、体高18〜25cmほどの小型犬です。骨格が細いので、段差からの飛び降りや、床ですべることに気をつけてください。
被毛はダブルコートで、年に2回、春と秋の換毛期に抜け毛が増えます。子犬の毛は、生後4か月ごろから1歳前後にかけて大人の毛に生え替わります。毛色はオレンジが最も多く、ほかにホワイト、ブラック、ブラウン、グレー、ブラックタン、セーブルなどがあります。
ポメラニアンの性格|自己主張がはっきりした勇敢な小型犬

ポメラニアンは自己主張がはっきりしていて、遊びやごはんの要求を吠えて伝えることがあります。小型犬の中では物怖じしにくく、体の大きな犬とも遊ぼうとする勇敢さもあります。賢く、正しく教えれば覚えるのが早い犬種です。
吠えやすい面があるので、子犬のころから音や人、ほかの犬に慣らしておくと、無駄吠えの予防につながります。
性格の特徴や多頭飼いの向き不向きは「ポメラニアンの性格と特徴|毛色の種類とオスメス別の接し方」で詳しく紹介しています。
ポメラニアンの寿命とかかりやすい病気
ポメラニアンの平均寿命は、13〜14歳ほどが目安です。寿命や病気のかかりやすさには個体差があるので、ここで紹介するのは一般的な目安としてご覧ください。
ポメラニアンは気管がつぶれやすい犬種なので、散歩には首輪より胸で支えるハーネスが向いています。膝のお皿が外れる膝蓋骨脱臼(パテラ)にも注意が必要で、床にすべり止めマットを敷くと予防になります。子犬は低血糖を起こしやすいため、生後3〜4か月ごろまではごはんを1日3〜4回に分けてください。
子犬の毛から大人の毛に生え替わったあとも、毛が左右対称に生えそろわないときは、皮膚の病気の可能性があります。動物病院に相談してください。
ポメラニアンの散歩と運動
ポメラニアンはとても活発で、活動量が多い犬種です。小さな体でも運動が必要なので、毎日の散歩が欠かせません。
散歩は、1日2回、1回15〜30分ほどが目安です。年齢や体調、季節に合わせて調整してください。
ポメラニアンのお手入れ|ブラッシングと足回りのカット

ポメラニアンの被毛は、体温を調整するアンダーコートと、外からの刺激から体を守るオーバーコートの2層からなるダブルコートです。一年を通して抜け毛が多く、春と秋の換毛期にはさらに増えます。
毛は細くて絡まりやすいので、毎日ブラッシングをして抜けた毛を取り除き、毛玉にならないようにしましょう。ブラッシングはスキンシップの時間にもなり、体調の変化に気づくきっかけにもなります。
ポメラニアンは、もともとトリミングが必須の犬種ではありません。ただし、足回りの毛が伸びすぎると足がすべりやすくなるので、伸びた部分だけでもカットしてあげてください。爪切りなどの健康管理も大切です。
シャンプーは、月1〜2回ほどが目安です。洗いすぎると、皮膚を守る皮脂まで落ちてしまい、乾燥やかゆみの原因になります。シャンプーのあとは、毛をかき分けて根元までしっかり乾かしましょう。
ポメラニアンのしつけ|吠えやすさと社会化
ポメラニアンは吠えやすい面があり、しつけができていないと無駄吠えが多くなることがあります。子犬のころから色々な音や人、ほかの犬に慣らす社会化をしておくと、無駄吠えの予防につながります。
賢い犬種なので、正しく教えれば比較的早く覚えてくれます。迎えたその日から、トレーニングを始めましょう。
要求して吠えたときは、目を合わせず、声もかけずに無視するのが基本です。吠えやんで落ち着いたら、褒めたりおやつをあげたりしましょう。静かにしているとよいことがある、と覚えてくれます。ほかの犬に向かって吠えるときは、名前を呼んで飼い主さんに注目させ、気をそらしてあげましょう。
ポメラニアンの多頭飼い|年齢差と体格差に気をつける

ポメラニアンは自己主張が強く、ほかの犬との暮らしがストレスになることもあるため、あまり多頭飼いに向いている犬種とはいえません。
多頭飼いをする場合は、相性に加えて、年齢差と体格差に気をつけましょう。年齢差は3歳ほどが理想といわれています。
ポメラニアンは物怖じしにくく、自分より大きな犬とも元気に遊ぼうとします。毛のボリュームで大きく見えても体は細いので、安全のために体格差がありすぎない組み合わせにしてください。
ポメラニアンを迎える準備
ポメラニアンは体がとても小さく、首や膝に負担がかかりやすい犬種です。迎える前に、次のものをそろえておきましょう。
- 首輪より胸で支えるハーネス:気管虚脱を起こしやすいので、首を圧迫しないものを選びます
- 段差のないケージ・サークル:二段タイプやスロープ付きは、飛び降りによるけがの原因になります
- 床のすべり止めマット:膝蓋骨脱臼(パテラ)の予防になります。よく歩く場所に敷いてください
- 超小型犬用の小粒フード:生後3〜4か月ごろまでは1日3〜4回に分けます。迎えた直後は、それまで食べていたフードから始めてください
健康な成犬でも、お留守番は8〜12時間ほどが限界とされています。子犬には、長い時間のお留守番をさせないようにしましょう。ポメラニアンは被毛が厚いダブルコートで、暑さが苦手です。夏はお留守番中もエアコンをつけたままにして、室温は25℃前後、湿度は60%以下を目安にしてください。
ポメラニアンの子犬を探している方は「ポメラニアンの子犬を福岡で探すなら|性格・価格とお迎え方法」をご覧ください。
まとめ|ポメラニアンをもっと知るための記事
ポメラニアンは、ふわふわの被毛と小さな体が魅力の小型犬です。自己主張がはっきりした勇敢な性格で、賢く覚えが早い一面もあります。
骨格が細く、気管や膝に負担がかかりやすいので、ハーネスやすべり止めマットで暮らしを整えてあげましょう。毎日のブラッシングと、子犬のころからの社会化も大切です。
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