タイニープードルの性格と特徴!平均体重と大きさは?歴史が面白い!

ぬいぐるみのような愛らしさ!タイニープードルの特徴と性格

くりくりの目にウェーブがかかった柔らかい毛が特徴のタイニープードル。

まるでぬいぐるみのような見た目と、愛らしい仕草で人気が高い犬種です。

トイプードルの中にはティーカップに入るほどの小さな「ティーカッププードル」 がいますが、 タイニープードルはトイプードルとティーカッププードルの中間の大きさだと言われています。

タイニーとは「 とても小さな」という意味です。

体高が25cm、体重が2〜3kgとトイプードルよりもさらに小さい超小型犬サイズ。

出産頭数が少ないため、高価な値段で取引をされています。

また、顔立ちや個体のサイズによって金額が大きく変わることも特徴の一つです。

タイニープードルは、明るく無邪気な性格で人間にとてもよく懐きます。

ですが、 ワンちゃんは体が小さければ小さいほど神経質で怖がりな気質の子が多いです。

タイニープードルを飼う時は、 精神面・肉体面ともにしっかりとケアをする必要があるでしょう。

タイニープードルの歴史!現在の犬種の扱いは?

FCI(国際畜犬連盟)でプードルは、スタンダード・ミディアム・ミニチュア ・トイの4種類に分類されます。

タイニープードルは、正式な犬種としては認められておらず、この中ではトイプードルに分類されています。

もともとプードルはスタンダードサイズで、ロシアもしくは中央アジア北部に生息していた犬種と言われています。

その後ヨーロッパに渡り、ドイツやフランスで猟犬として活躍していました。

16世紀頃からプードルの人気が高まり、小型化が進められました。

18世紀にはトイプードルが誕生します。

トイプードルはその愛らしさで愛玩犬として人気を博しました。

その後アメリカで小さめのトイプードル同士の交配の際に、奇跡的に誕生したのがタイニープードルだと言われています。 

タイニープードル の歴史はまだ浅いため、まだ新しい構成比でのサイズが固定されていません。

プードルとしての性質も個々で違いがあり、安定した日本での繁殖ができていないのが現状です。 

そのため、血統書には犬種「プードル」、犬種記号「PT(プードル・トイ)」と記載されています。

今後、サイズや性質の固定化が安定すれば、独立した犬種として認められる日が来るかもしれませんね。

タイニープードルの大きさの基準とは?

タイニープードルと判断する目安になるのが成犬の時のサイズです。

JKC(ジャパンケネルクラブ)では、 トイプードルのスタンダードなサイズは体高24cm~

28cmとされています。

タイニープードルの明確な基準はなく、ブリーダーの判断によります。

多くは成犬時の体の大きさが体高23cm前後、体重が2〜3Kgになるとタイニープードルとみなされるようです。

ただし注意をしたいのは、子犬のタイニープードルの場合です。

あくまでも「 成犬時にタイニープードルのサイズになると予想される」子犬である場合がほとんどと思って良いでしょう。

前述の通り、トイプードルの繁殖をきっかけに生まれたタイニープードルは、まだ小型化が安定していません。

タイニープードルだと思って購入しても、実際に育てていくうちにトイプードルサイズに成長した・・・そんなこともよくあるようです。

もしタイニーのサイズにこだわりたいという場合は、 血統を確認することである程度確実性を高めることができます。

隔世遺伝の確率を考慮すると、親犬だけではなく祖父母の犬まで遡れると良いでしょう。

ただし成長には個体差があるので、 目安のひとつだと考えてください。 

もう一つ見ておきたいポイントは子犬の顔のパーツです。

顔のパーツは成長や栄養状態に左右されない部分です。

子犬の時点で全体的に小づくりな顔であれば、タイニーである可能性が高いといえます。

トイプードルよりも甘えん坊!?タイニープードルの性格は?

タイニープードルの性格はほぼトイプードルと同じだと考えてよいでしょう。

明るく社交的

タイニープードルは飼い主に対してだけでなく、初めて会う人や犬に対してもとても明るく社交的な性格をしています。

そのため誰とでも仲良くことができるので初めて犬を飼う方にはおすすめの犬種といえるでしょう。

賢い

もともと水猟犬として活躍してきたプードルの仲間です。

そのためとても頭が良く賢い犬種とも言えます。

コミュニケーション能力も高いため、 教えたことをすぐに覚える子が多いことも特徴です。

そのため、大変しつけのしやすい犬種とも言われています。 

警戒心が強く臆病

タイニープードルは、 明るく社交的な性格とともに警戒心が強く臆病な性格を持ち合わせています。

個体差はあります。

どんなものに警戒しどのようなものを怖がるのかは一概には言えません。

しかし、警戒心が強く臆病であるという一面を理解せずに、 タイニープードルが警戒する対象を無理に近づけてしまうと怪我をしてしまう恐れがあります。

タイニープードルは小さくて華奢。

少しの段差でも飛び降りると体に大きな負担を与えてしまうことがあります。

タイニープードルの性格や性質を理解することが大切です。

 日常生活のなかでケガの防止に努めてあげてくださいね。

甘えん坊

体が小さな犬種は幼い性格になると言われています。

タイニープードルも例外ではないようです。

 幼さが残る甘えん坊になりやすい傾向にあります。

ただし、 どんなに会えらしくても甘やかし過ぎはわがままをエスカレートさせてしまいます。

「ダメなものはダメ」

と正しくしつけることがとても大切です。

知ったらもっと好きになっちゃう、タイニープードルのまとめ

トイプードル の交配から奇跡的に生まれたタイニープードル。

賢くて活発で好奇心が強い犬種です。 

プードルは本来自立心のある犬種です。

サイズの小さい個体は身体だけでなく精神的にも未熟である場合があるため、成長しても幼さが残る場合があります。

その幼さと共に愛くるしい見た目やサイズが、より可愛さを引き立ててくれているのではないでしょうか。 

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