ポメラニアンの特徴をと性格を解説!知ってもっと好きになっちゃう愛らしいポメラニアン

自己主張が強く勇敢!ポメラニアンの性格って?

マンションでも飼える小さな体で、くりくりの目ともふもふのフォルムがかわいらしいポメラニアン。

小さくかわいらしい見た目に反して、自己主張が強く、やりたいことが表に出やすい性格です。

「遊びたい」「ごはんを食べたい」というときに吠えたり、病院の診察が嫌なときに噛んだりと意思表示がはっきりしている傾向があります。

ポメラニアンは吠えやすい一面も持っています。

しつけがきちんとできていないと、無駄吠えしやすい犬になることもあります。

子犬の頃からのしつけは欠かせません。

子犬期にしっかり色んな音や人、犬などに慣れさせておくなどの社会化のトレーニングをするとよいでしょう。

賢い一面もある犬種なので正しく教えれば比較的学習するのも早いです。

一緒に暮らし始めた段階でしっかりトレーニングを始めるのが大切です。

攻撃性がかなり高いというわけではありません。

小型犬の中では比較的物怖じしない性格と言えるでしょう。

ふわふわ可愛い、ポメラニアンの身体の特徴

ポメラニアンの体高はおよそ18cm〜25cmほど、体重は1.4kg〜2.5kgほどです。

ボリュームのある毛とシルエットでモコモコに見えます。

しかし、ほかの小型犬同様に骨格は細いのが特徴です。

顔のサイズは比較的小さく、マズル(犬の鼻先から口周辺までの部分)も短い印象を持つ人が多いのではないでしょうか?

このマズルが短い丸顔のポメラニアンは「たぬき顔」と呼ばれています。

対してマズルが長く凛々しい顔立ちのポメラニアンは「キツネ顔」と呼ばれることもあります。

優しい印象のポメラニアンを目指して品種改良される中で、たぬき顔同士が多く交配されてきました。

キツネ顔のほうが先祖のスピッツの特徴を色濃く残していると言われています。

個体差はありますが、キツネ顔のポメラニアンのほうが一般的なポメラニアンよりも大きめであることが多いです。

また「ティーカップ・ポメラニアン」と呼ばれる、標準サイズのポメラニアンよりも明らかに小さいポメラニアンを見かけることが増えてきました。

正式に認められた犬種ではないので、小さいポメラニアンに対する愛称のような呼び名です。

大きさなどの規定がないのが実情です。

あえて表記する必要がある場合などは「極小ポメラニアン」と表記されることもあります。

多頭飼いに向いてる?ポメラニアンの特性

ポメラニアンは飼い主と離れた際に不安を覚える「分離不安」が少ない犬種と言われています。

放置して十分なコミュニケーションを取らないのはよくありませんが、留守番がある程度得意な小型犬と言えるでしょう。

愛着行動もそれほど強くありません。

「1人で留守番をさせるのがかわいそう」

「ポメラニアンは小さいから多頭飼いしやすそう」

と感じて多頭飼いをするケースも多いようです。

性格を考えるとあまり多頭飼いに向いているとは言えない犬種です。

前述の通りポメラニアンは分離不安の傾向が高くありません。

それほど寂しがる犬種ではないのです。

自己主張の強さのため、多頭飼いがストレスになる可能性もあります。

多頭飼いをする場合相性はもちろんですが、年齢差と体格差にも留意しましょう。

理想的な年齢差は3歳程度と言われています。

ポメラニアンはあまり怖がらない性格です。

そのために自分より大きく力がある犬とも元気に遊ぼうとします。

毛のボリュームがあるため大きく見える時もありますが、体は細い犬種です。

安全のために体格差がありすぎないようにしてください。

ポメラニアンのルーツは?ポメラニアンの歴史

ポメラニアンのルーツは数世紀前に遡ります。

ポメラニアンの先祖であるスピッツを、品種改良で小型化したことがポメラニアン誕生のきっかけと言われています。

スピッツ系にもさまざまな犬種があります。

ポメラニアンの先祖にあたる犬種はサモエドの子孫をまとめた「ジャーマン・スピッツ」といわれています。

ジャーマン・スピッツの中でも中型のスピッツが改良されて、小さなポメラニアンが誕生したと言われています。

ポメラニアンという名前はポメラニア地方という地名にちなんだものです。

原産国はドイツとされていますが、現在のポメラニア地方はポーランドとドイツにまたがっています。

17世紀頃からポメラニアンの人気はヨーロッパの王族を中心に一気に広まりました。

とくにヴィクトリア女王がポメラニアンをイギリスに連れ帰ったことで、小型化と人気に拍車がかかったと言われています。

ポメラニアンが犬種として確立したのはビクトリア女王の功績によるものです。

イギリス王室には代々愛犬家が多く、特にビクトリア女王は熱心な愛犬家として知られています。

女王は欧州各地から毛色の異なるポメラニアンを導入し、自身の犬舎で品種改良や被毛カラーのバリエーションを増やすなどポメラニアンの発展に寄与しました。

多くの地域で飼われていますが、サモエドの血を引いているため寒さに強い犬種と言えるでしょう。

ふわふわ可愛い人気犬!ポメラニアンの性格と特徴のまとめ

小さくてフワフワなシルエットが印象的なポメラニアン。

元気でアクティブな性格を持つ一方で、柔らかい毛は伸びるとエレガントな雰囲気を醸し出すなど、特有の可愛らしさを持つ犬種です。

長い歴史の中で姿形を変えてきたポメラニアン。

仲間意識が強く飼い主さんへの愛情表現が豊かな一面もあります。

正しいしつけと信頼関係を構築することで、最高のパートナーとなってくれることでしょう。

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