豆柴の病気と寿命!長く一緒に暮らすために知っておきたいこと

豆柴の平均寿命は?柴犬と比べて短いって本当?

柴犬は長生きな犬種として知られています。

15歳を超えるご長寿柴犬の元気な生活ぶりを SNS で目にすることも多いでしょう。

小型犬の平均寿命は14歳あまりと言われていますが、柴犬の場合は13〜 16歳が平均的な寿命と言われています。

柴犬は老犬になると認知症になる確率が他の犬種よりも高いので、なるべくシニアになっても、 お散歩や遊びなどの脳トレを心がけておきたいものです。

毛色やオス・メスによる寿命の違いもないという説が一般的です。

また、 小柄でマンションでも飼いやすく、近年人気のある豆柴やさらに小さな小豆柴と呼ばれる子たちの寿命も気になりますよね。

一般的に豆柴の寿命は11歳前後と言われています。

通常の柴犬と比較して短めな印象がありますが、20歳以上の長寿な柴犬の例もあります。

豆柴や小豆柴の寿命に関する厳密なデータはなく、体の小ささゆえに短命であるまたは長寿であるという根拠がないのが実情です。

豆柴に長生きしてもらうには?

豆柴に長生きをしてもらい、楽しい時間を長くともに過ごしたいと願う方は多いのではないでしょうか?

豆柴と長く楽しく暮らすためには正しい飼い方をすることや、柴犬がなりやすい病気を把握しておくことが大切です。

基本的には外飼いではなく室内飼いをしましょう。

特に夏場は熱中症のリスクが高まり、屋外にいると短時間でも命にかかわる事態になることもあります。

また事故や盗難いたずらなど外飼いのリスクは数え切れません。

周囲の環境が影響するだけではなく、体調のチェックをしづらいことも短命の原因になってしまいます 。

常に愛犬の様子を確認できる場所で暮らしましょう。

また日頃からストレスを与えないように心がけることも大切です。

その子の性格によりスキンシップを好まない場合もあります。

①触りすぎたり無理やり抱っこしたりしていないか

②他のペットや子どもと接することを嫌がっていないか

③旅行中に知らない場所に預けたり、知らない場所に連れ回したりすることが多くないか

④掃除機の音・ドライヤーの音などの大きな生活音が頻繁にしないか

⑤飼い主がいつもイライラしていたり、飼い主同士でケンカしたりしていないか

このようなことは豆柴にとって大きなストレスとなってしまいます。

また飼い主に甘えたい性格の子の場合は、留守番の時間が多すぎないか、あなたが他のペットや子供ばかりを構っていないかなども確認してあげてください。

ペットも家族の一員。

お互いがストレス無く気持ちよく暮らせると良いですね。

豆柴がかかりやすい病気は?知って早期発見に繋げましょう

長生きのためには病気に対して適切なケアをすることも大切です。

長生きすればするほど病気のリスクが高まるのは人間と一緒。

7歳〜8歳になるとシニア期に入ってくるので、日頃から体調をよく観察してあげてください。

<アトピー性皮膚炎>

豆柴は皮膚が弱い犬種です。

子犬の頃から皮膚のトラブルには要注意。

アトピー性皮膚炎のほか、 膿皮症や食物アレルギーによる皮膚炎も発症しやすいです。

肌の赤み・痒がる様子がみられる等の症状がみられたら、早めに動物病院を受診してください。

<歯周病>

歯肉だけでなく、歯の靭帯や根本の骨にまで影響を及ぼす可能性があるのが歯周病です。

重大な合併症を引き起こすケースもあり、口腔のケアは健康のために欠かせないものです。

しかし、豆柴は警戒心が強い犬種です。

歯磨きをなかなかさせてくれないと悩んでいる飼い主の方も多いのではないでしょうか?

子犬の頃から 口元に触っても嫌がらないようにトレーニングをし、歯ブラシに慣れておくことが大切です。

どうしても歯磨きが難しい場合は、歯磨き効果があるガムを食べさせたりするなどの対策もあります。

動物病院で相談してみて下さい。

<緑内障>

柴犬の仲間の発症が非常に多いといわれている病気です。

身体が小さい豆柴も同じです。

強い目の痛みを伴い、視力の低下や失明に至ることもあります。

目薬を使って進行を抑えられるケースもあります。

異常があればすぐに獣医師に相談してください。

<白内障>

シニア犬の病気の代表ともいえる白内障。

目の中にある水晶体が白く混濁して、視力が低下し、失明に至る場合もあります。

放置してしまうと、ぶどう膜炎・緑内障も発生する可能性がある一方で、目が白く濁るという疾患もあります。

「老健だから・・・」では済まさず、変化があれば迷わず動物病院で診てもらいましょう。

<前庭疾患>

平衡感覚を司る神経に異常が生じ、首が傾く・目が回るなどの症状が発生する、シニアの豆柴に特に多い病気です。

老齢性の場合は数日〜数週間でおさまることがほとんどです。

しかし、食欲不振や寝たきりにつながることがあり、長引くと体に大きな負担がかかります。

歩き方や目の様子に異変があった場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

<認知症>

特に日本犬に多いと言われている病気です。

11 〜12歳を超えた愛犬には特に注意が必要です。

残念ながら認知症を治す薬は現在のところありません。

しかしサプリによって改善する症例もあります。

①ぐるぐる回る

②狭い場所には入ろうとする

③いつも寝る時間に寝ない

④夜になると吠えるようになった

などの様子が見られたら早めに獣医師に相談してあげてください。

食事に気をつけて健康長寿!豆柴のご飯事情

豆柴は、他の犬種よりも様々な皮膚疾患にかかりやすい犬種です。

お腹のトラブル・ 認知症・膝蓋骨脱臼にも気をつけたい犬種です。

残念ながらこれらの病気を食事で防ぐことはできませんが、食事に気をつけることでかかりにくい体質に導くことは可能です。

動物病院やペットショップのスタッフさん等に聞きながら、年齢と体質にあった食事を与えましょう。

また豆柴は警戒心が強い犬種なので、安心してご飯を食べられる環境づくりも必要です。

①飼い主さんの目線や外の物音が気になる

②人がよく通る場所で気が散る

③お皿の高さと体高が合わず食べにくい

このようなことがあると、柴犬はなかなか食事に集中できません。

食事をする場所の見直しや体の大きさに合った食器・食事台を利用するなどしてみてください。

愛犬が落ち着いてフードを食べられる環境の確認が大切です。

健康作りに食事が大切なのは、人間もわんちゃんも一緒です。

日頃から愛犬の体調に気をつけてあげましょう。

体調に合わせたご飯にしてあげることも長く一緒に過ごすことにとても大切な要素です。

豆柴の寿命と健康のポイント!病気についてのまとめ

比較的新しい犬種のため、寿命のデータもまだまだ少ない豆柴。

柴犬が比較的長寿な犬種であるため、飼い方や個体によっては長生きしてくれる犬種だとも言えるでしょう。

しかし間違った飼い方をすると長生きはしづらいです。

安全な室内で飼い警戒心が強い性格に合わせたコミュニケーションの取り方をする必要があります。

特に飼い主と一定の距離を取りたがる子の場合には、構いすぎてストレスをためないようにしてあげてください。

また豆柴は丁寧なケアが必要な病気にかかりやすい犬種です。

子犬の頃から小さな変化を見逃さないように注意し、異変があった場合はすぐに動物病院を受診できるようにしておきましょう。 

あなたの柴犬がいつまでも健康でいられますように。 

ペットメイト お悩み相談室

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