ロングコートチワワの性格と特徴!スムースコートとの違いと平均体重!歴史が古い犬種

スムースコートと違いはあるの?ロングコートチワワの性格

愛くるしい瞳が魅力のチワワ。

チワワは被毛のタイプにより、短い被毛の「スムースコート」、長い被毛の「ロングコート」に分かれています。

チワワは甘えん坊で忠実、飼い主と一緒にいたがる性格と言われています。

そのため飼い主を守ろうとする意識が非常に強い犬種でもあります。

華奢で小柄な外見に反して、 警戒心が強く勇敢なチワワですが、少しの物音にでも過敏に反応し震えてしまう臆病な一面も持ち合わせています。

ロングコートチワワとスムースコートチワワの性格の違い

チワワは、飼い主の家族とそれ以外を明確に区別して接する一面もあるので、家族を支える素晴らしいパートナーになってくれます。

ロングコートチワワとスムースコートチワワでは性格に大差はないと言われています。

しかし、交配犬種の影響からかロングコートチワワの方がゆったり落ち着いた傾向にあると言われることもあります。

おしゃれ犬種といえば!ロングコートチワワの歴史

チワワの祖先は古代メキシコに存在していた「テチチ」という小さな犬だと言われています。

15世紀頃、コロンブスがアメリカ大陸発見をスペイン国王に報告した手紙の中で、テチチであろうと思われる犬のことについて触れています。

16世紀頃、南米はスペイン軍に侵略されました。

その際に原住民と暮らしていたテチチはメキシコを追われることになってしまったのです。

それから300年。

テチチの存在は歴史から途絶えてしまっています。

しかし、1850年代になってから、メキシコに渡ったアメリカ人が テチチ と思われる犬を発見してアメリカに持ち帰ります。

その犬は発見された地名にちなんで「チワワ」と名付けられました。

チワワはアメリカで、チャイニーズクレステッドドッグや小型のスパニエルと交配して、小さなサイズに固定されたのです。

当初はチワワと言えばスムースコートチワワのことでした。

さらにアメリカでポメラニアンパピヨンと交配し、毛の長いロングコートチワワが誕生したと言われています。 

日本に輸入されたチワワ

日本には1970年頃に輸入されました。

当時の日本ではマルチーズやヨークシャーテリアなどの人気が高く、気が短くて小さいスムースコートチワワの人気は高いとは言えませんでした。

しかしロングコートチワワの存在が広く知られるようになると、その愛らしさやカットを楽しむ風潮が広がり、一躍人気の犬種になったのです。 

もっと知りたい!スムースコートとロングコートの違いと共通点

ロングコートチワワとスムースコートチワワでは被毛の長さが異なるため、見た目は大きな違いがあります。

しかし、同じチワワ。共通点も多くあります。

ロングコートチワワの方が毛の印象が強いので抜け毛が多いと思われがちです。

しかし抜け毛の量は毛の長さではなく、毛の種類がダブルコートかシングルコートかによります。 

チワワは、 ダブルコートとシングルコートが混在しています。

なので、ダブルコート犬種であれば抜け毛が多くなります。

抜け毛の多さは、毛の長さではなく個体差で決まるといえるでしょう。

ロングコートチワワは寒さに弱い!平均体重は1.5Kg〜3.0Kg

また、スムースに比べると長毛のロングコートチワワは寒さに強いという印象を持たれることもあります。

しかし、体の小さいチワワは、南米原産ということもあり寒さに弱い犬種です。

寒い日には服を着せたり暖房をつけたりしてあげてくださいね。 

寒さに弱いからといって夏の暑さに強いわけでもないのが、チワワ全般の特徴です。

チワワが最も体格が小さい犬種とも言われています。

体が小さいぶんだけ体温調節が苦手なのです。

夏場の熱中症にも十分注意をしてあげてくださいね。 

平均的な寿命は12歳〜15歳程度とされています。

標準的な体重は1.5Kg〜3.0Kgほどでサイズは20cm前後と言われています。

個体差による違いはありますが、寿命や体格も、ロングコートとスムースコートに大きな違いはありません。

ロングコートチワワの毛色の種類は?

チワワ毛色が豊富で、犬種団体JKC(ジャパンケネルクラブ)でもほとんどの毛色が公認されています。

大きく

・単色(ソリッドカラー)

・2色(パーティカラー)

・トライカラー

の3種類に分類されます。

人気のカラー5種類について見ていきましょう!

ブラックタン

ロングコートチワワ、不動の人気ブラックタン。 

ベースとなる黒い被毛に黄褐色の差し色が入っている毛色です。

「タン」とは 犬の眉毛や目、頬といった顔周りに入っている斑点模様のことです。

斑点模様の現れ方は個体毎に異なります。

同じブラックタンのチワワでも全く同じパターンは存在しません。

差し色の黄褐色が濃いと「リッチタン」、薄いと「ライトタン」と呼ぶこともあります。

タンが入ったチワワは、表情が豊かに見えることから人気が高く、成長するにつれ模様が変化していくのも魅力です。

ブラック&ホワイト

黒と白の2種類のカラーが混ざったパーティーカラーが、ブラック&ホワイトです。

ここにタンが入ると、ブラックタン&ホワイトという別の毛色になります。

黒と白の割合は個体ごとに異なります。

ブラック&ホワイトのチワワは、タンの色が濃くなることや、後頭部に茶褐色の毛が生えてくることがありますが、成長に伴う変化が少ない傾向にあります。

クリーム

優しい色合いの茶色のクリーム。

顔周りにも目立つ模様がないので、 チワワの特徴である大きな愛らしい瞳が際立ちます。

チワワの場合、完全に単色の答えは珍しいです。

そのためクリームといっても完全な単色ではありません。

多くが、一部にホワイトが混ざっていたり、耳や手足が部分的に濃くなったりしています。

また、被毛だけでなく全体的な色素が薄いため、アイラインや鼻が黒くならない個体もいます。

レッド

ロングヘアーで多くみられる赤茶の毛色です。

チワワの茶色系の中では一番色が濃く、少し赤みが強い茶色をしています。

オレンジに近い毛色やクリームに近い色まで、レッドの毛色は比較的個体差が大きくなります。

また、成長するにつれて色が薄くなっていく傾向があります。

ホワイト

真っ白な被毛が美しいホワイトは、2色以上の経路が混ざることが多いチワワにとってとても珍しい単色です。

個体によっては全身が真っ白ではなく、顔周りに薄茶色やクリーム系の色が混ざることもあります。

他の色と比べると涙やけなどの被毛の汚れが目立ちやすいので、毎日のお手入れを心掛けてくださいね。

ロングコートチワワのまとめ

ロングコートチワワとスムースコートチワワは、被毛の長さの違いがあるだけで基本的な性質や体型の違いは、個性によるものが多いです。

チワワ共通の性格で見られるのは、初対面の人などには警戒心が強い一方、飼い主さんには甘えん坊といった傾向です。

甘やかしすぎてしまうと、飼い主よりも優位に立ちたがる一面もあるため注意が必要です。

しかしきちんとした しつけを行ってあげることで、愛らしい表情とともに、 あなたを癒してくれる良きパートナーとなってくれることでしょう。

十分なしつけを行い、チワワの警戒心の強さが全面に出ないように気をつけてあげましょう。 

あなたと愛犬の生活がより楽しく長く続きますように!

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