2023/4/11
トイプードルの平均寿命と病気!ストレスについて解説
トイプードルの寿命ってどれくらい?
「愛犬と長く一緒に過ごしたい。」そう願っている方は多いのではないでしょうか。
トイプードルの平均寿命は15.3歳と言われています。
犬の平均寿命が14.1歳と言われているので、 トイプードルは比較的寿命が長い犬種とも言えます。
しかし、平均寿命はあくまでも目安です。
老化のスピードは一頭一頭異なります。
飼育環境や病気によっても寿命は左右されます。
かかりやすい病気を知っておくことで、早期発見治療にもつながることでしょう。
トイプードルがかかりやすい病気を知り、早めに気づいてあげることで、長く愛犬と一緒に過ごす時間を楽しめますように。
トイプードルがかかりやすい病気
外耳炎
(主な症状)耳の中の臭いがきつくなったり、耳をかゆがる仕草を頻繁にするようになります。
(対処法)耳が垂れている犬種なので、シャンプー後は耳を裏返したり、定期的な耳掃除をしてあげてください。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
(主な症状)後ろ足の膝のお皿が外れ、足を浮かせたり引きずったりします。
(対処法)フローリングなどの滑りやすい床にマットを敷いたり、高いところからジャンプしないような環境を整えてあげてください。
てんかん
(主な症状)意識の有無にかかわらず、体の一部または全身がけいれんします。
(対処法)残念ながら、てんかんの予防法はありません。
どれだけ早く発作に気づき獣医さんに正確な情報を伝えられるかがカギになります。
万が一発作が起こった場合、発作中は頭をぶつけないように見守り、時間や症状をメモして、正確な情報を獣医師に伝えてください。
涙やけ
(主な症状)普段よりも涙が多く出ていたり、目の周りが赤茶色に変色していきます。
(対処法)目の周りを清潔に保ってあげましょう。
進行性網膜萎縮
(主な症状)網膜が縮小して正常に動かなくなり、進行すると失明する危険があります。(対処法)残念ながら、予防法や治療法がありません。
万が一発症してしまった場合は失明による活動量の減少を防ぐため、安心して活動できるようにフォローしてあげてください。
心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)
(主な症状)散歩中に座って休むようになったり、咳が出るようになります。
(対処法)心臓に負担がかからないように、肥満にならないための食事の見直しや、過度な散歩は控えるようにしてください。
トイプードルと長く暮らすために!ストレスの少ない生活環境
トイプードルはとても賢く社交的な犬種で、遊ぶことが大好きです。
そのためお留守番が多かったり長かったりする環境や、運動不足になりやすい環境にストレスを感じやすいとも言えます。
「どうしても散歩が難しい・・・。」
そういった場合には室内で十分に運動できるスペースを確保してあげると良いでしょう。
お散歩をする場合は、15〜30分程度の運動量が必要です。
同等の運動ができる環境づくりをすることが大切になってきます。
また、寂しがりやな子が多いのもトイプードルの特徴です。
トイプードルと生活する場合には、お散歩だけでなく「ふれあう時間」も大切にしてあげてください。
ちなみにトイプードルは、家族だけではなく、他のワンちゃんと遊ぶことが好きな子が比較的多い犬種とも言われています。
ストレスは心身への影響が大きく、 場合によっては病気を誘発してしまったり寿命を縮める要因になってしまうこともあります。
ストレスを軽減してあげることで、トイプードルとあなたの生活が長く楽しめますように。
トイプードルでも違う!?性別や毛色・大きさによる病気の違い
トイプードルのオスとメスで寿命に差は特にありません。
あくまでも研究データの一つですが、 犬の死因として「原因不明・ 突然死」 はオスに多く、「生殖器系の疾患」はオスに多い傾向であると言われています。
また基本的に経路によって寿命の差はないと考えられていますが、トイプードルのレアカラーの中には、遺伝的な疾患が発症しやすいと言われている色もあります。
「ブラック」「ホワイト」「グレー」「フォーン(アプリコットなど)」の毛色が主ですが、その中でもレアカラーとされているのが「ブルー」です。
美しい色ですが、ブルーの毛色を持つトイプードルは「マール遺伝子」という、耳や目などの疾患を発症するリスクが高い遺伝子を持っている可能性があるとも言われています。
また、トイプードルの仲間の「タイニープードル」「ティーカッププードル」のように身体が小さい子たちも同様です。
ただし、体が小さいぶん、普段から注意して愛犬の様子をよく見てあげてください。
また病気になった時に重症化するリスクや麻酔のリスクは体が小さい子の方が高くなる可能性があります。
健康に長生きしてもらうためにも愛犬に寄り添ったお世話をしてあげてくださいね。
トイプードルのかかりやすい病気のまとめ
トイプードルがかかりやすい病気は予防できる病気・予防が難しい遺伝的な病気と様々です。
縁あって家族になった大切な愛犬に末長く健康でいてもらうためには、 定期的に動物病院で健康診断を受けることが大切でしょう。
毎日のふれあいの中で「何かいつもと違う」と感じたら、動物病院を受診しましょう。
そのためには、常日頃から愛犬をきちんと観察してあげてくださいね!