ミニチュアダックスフンドのしつけと飼い方!何をしたらいいの?

避けたいご近所トラブル!ミニチュアダックスの声

ミニチュアダックスフンドといえば胴長短足が大きな特徴です。

短い足で一生懸命歩いたり、飛ぶように走る姿が愛らしい犬種です。

飼い主への攻撃性が少なく飼いやすい犬種としてのイメージが強いミニチュアダックスフンド。

確かに、飼いやすい犬種ではありますが気をつけてあげなければならないこともたくさんあります。

性格は比較的温厚で飼いやすい犬種と言われています。

しかし、ミニチュアダックスフンドは吠えやすい犬種のため、声によるトラブルが起こりやすい一面があります。

警戒心や不安、恐怖という要因から吠えることが多い傾向があります。

吠え声が太く大きいため通りやすいので、住宅環境はよく考え工夫することが大切です。

不安を感じやすい性格のミニチュアダックスフンド。

留守番時間にも1人で遊べるように玩具を用意したりするなど、不安を軽減できるような工夫をしてあげましょう。

警戒心から吠えてしまうため、突然の音には特に注意が必要です。

日頃からインターホンなどの音に慣れる訓練を行いましょう。

犬の聴力は優れており、わずかな外の物音でも反応してしまうことがあります。

できるだけ聞こえにくい場所で休めるようにしてあげましょう。

吠えにくい環境にすることで愛犬も家族もストレスなく生活できると楽しいですね。

子犬期にたくさんの経験を!ミニチュアダックスフンドのしつけ

ミニチュアダックスフンドは賢い犬種です。

正しくしつけを行えば比較的覚えやすい犬種と言えるでしょう。

成犬になってからの問題行動を防ぐために、 子犬の時期のしつけ・社会化の経験はとても重要です。

ここでは、ミニチュアダックスフンドのしつけのポイント4つを紹介します。

これからお迎えする人も、お迎えしたばかりの人もぜひ参考にしてみてくださいね。

吠えにくい環境作り

吠えによるトラブルでも触れましたが、ミニチュアダックスフンドは吠えることが多い犬種です。

家の中だけでなく家の外のことにも配慮が必要です。

家全体を縄張りとさせるのではなく、ケージを活用して自分だけのスペースを作ってあげると良いでしょう。

部屋の中で自由に動けると縄張り意識が高まります。

そのため外に向かって吠えてしまうようになりやすい傾向があります。

中と外のメリハリをつけてあげることも大切なことです。

しかし、ケージに入れっぱなしにするのは絶対に避けましょう。

狭い空間にずっと閉じ込められることは、ストレスとなります。

ストレスは問題行動を起こす原因となります。

自ら休む場所を選択できるように、ケージを出ても吠えたりしないようにつけてあげるようにすることが大切です。

ケージに慣れて分離不安対策

ミニチュアダックスフンドは分離不安を起こしやすい犬種と言われています。

分離不安になると、長時間吠え続けることが増えてしまいます。

ご近所トラブルにも発展しかねないため、小さな頃からケージの中に一人でいることにも慣れてもらうことが大切でしょう。

ケージに慣れさせるためのコツは、最初は1分、次は3分と 徐々にケージの中に一人でいる時間を伸ばしていくことです。

これは留守番のしつけとも同じです。

社会化トレーニングで恐怖心軽減

ミニチュアダックスフンドの吠えの要因は、恐怖や不安によるものが大きいと言われています。

子犬の時期から様々な人や犬に会わせてあげましょう。

色々なものを見たり聞いたりする経験をさせてあげましょう。

そうすることが、社会化トレーニングとなっていきます。

社会化トレーニングをしっかり行なって吠えにくい犬にしてあげてください。

お互いに尊重し合う関係作り

問題行動を起こさないためのしつけや人間と共に暮らすルールは必要です。

しかし、犬と人間の関係において、主従関係や上下関係がしつけに必要ということはありません。

お互いに尊重し合う関係を意識することが大切です。

叩いたり怒鳴ったりするといったことはもちろん、マズルを掴んだり身体を仰向けにさせるといった行為は体罰になります。

信頼関係が失われるのはもちろん問題行動を助長することにも繋がります。

人間が問題行動と捉えている犬の行動は犬にとっては当たり前の行動です。

人間と暮らすルールを一から教えてあげなくては分からなくても当然だということを、常に頭においてしつけを行いましょう。

基本的な飼い方!ミニチュアダックスのケアは何をすればいいの?

散歩

もともと狩猟犬だったミニチュアダックスフンドはとても筋肉が立派です。

1日2回、1回30分程度の散歩を行いましょう。

散歩の途中に遊びや刺激を取り入れると、本能が満足し、吠えが少なくなります。

社会化のトレーニングも兼ねることができます。

安全な場所で追いかけっこをしたり、おもちゃの引っ張りあいっこなどの遊びを取り入れてみてあげてください。

トリミング

ミニチュアダックスフンドの被毛は一定の長さ以上は伸びません。

トリミングが基本的に必要がない犬種です。

しかし、ある程度伸びた場合はお尻の周りや耳回しなどの、汚れが溜まりやすい箇所や、蒸れやすい箇所はお手入れをしてあげましょう。

清潔に保つことが大切です。

ブラッシング

ミニチュアダックスフンドはダブルコートのため抜け毛が多いです。

週に1度を目安にブラッシングをしてあげてください。

ミニチュアダックスフンドの被毛のタイプは3つに分類されます。

被毛によってブラッシングのコツが異なります。

スムースコート

短い被毛で光沢のある毛並みが特徴です。

短毛のため日々のお手入れも簡単です。

ブラシでほこりや汚れを毛並みに沿って払い落としてあげましょう。

ラバーブラシを使ってマッサージをするようにするブラッシングも、たまに加えてみてあげてください。

抜け毛も一緒にきれいにすっきりとさせてあげることができます。

ロングコート

長く柔らかい美しい毛並みが特徴です。

毛が長い分ほこりや汚れが付きやすく絡まりやすいため、日頃のお手入れは丁寧にしてあげましょう。

特に耳の下、足の付け根、しっぽの付け根は毛玉になりやすい部分です。

特に意識してブラッシングをしてあげてください。

ワイヤーコート

針金のように硬い毛質が特徴です。

獲物を探して駆け回る時に、硬い毛質は枝葉から身体を守る役割をしてくれていました。

ワイヤーコートはダブルコートでも抜け毛が少ない特徴があります。

その一方、もつれやすく、ほこりやゴミを絡めやすい一面もあります。

毛玉を作らずにほこりのない清潔な状態を保つためにブラッシングを行ってください。

歯磨き

歯磨きは出来れば毎日行ってあげてください。

歯磨きをしなければ歯垢・歯石がたまり、歯周病になりやすくなります。

歯磨きが嫌いにならないよう、子犬の頃から歯や口の周辺を触ることに慣れさせることが大切です。

歯ブラシをどうしても嫌がる場合は、歯磨きガムやシートを使うことを検討しても良いでしょう。

耳掃除

汚れがない場合には基本的に必要ありません。

汚れがついている場合は優しくふき取ってあげましょう!

ルールを覚えさせて!ミニチュアダックスと楽しく暮らそう

狩猟犬ならではの通る声の持ち主のミニチュアダックスフンド。

環境を整えて、正しくしつけをし、信頼関係を構築していくことで吠えの本能を和らげてあげることもできます。

長く楽しく暮らすためにルールをしっかりと教えて、毎日のケアを行うことで、明るく温和な性格なミニチュアダックスフンドとの暮らしを楽しんでくださいね。

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