ミニチュアダックスの性格と特徴!明るく温和な人気もの!

遊ぶの大好き!ミニチュアダックスフンド

優雅さと胴長短足の愛らしさを兼ね備えたダックスフンドは常に人気の犬種です。

狩猟犬として活躍してきた歴史のためか、 ミニチュアダックスフンドは遊びが大好きです。

イタズラも好きな活発な性格の持ち主です。

トイプードルやチワワなどに比べて飼い主に対する攻撃性が低いというデータもあります。

自立心があり縄張りを守るなどの防衛意識も高い一面もあります。

知らない人や知らない犬には威嚇して吠えやすくトラブルになることも少なくありません。

小さな頃から色々な人や他の犬に会わせて慣れさせておくことが大切になってきます。

基本的にとても明るく温和な性格の持ち主であるため、 多頭飼育されることも多い犬種です。

ダックスフンドの種類は何種類?ミニチュアダックスフンドの大きさは?

ダックスフンドは短い足と長い鼻を活かして地面の穴に住むアナグマや兎を狩猟していた狩猟犬で、ドイツ原産の犬です。

短い足で一生懸命に歩いたり、飛ぶように走る姿が愛らしいですよね。

正式名称はダックスフンドですが、ダッケルやテッケルと呼ばれることもあります。

ダックスフンドは多くの人に知られている犬種です。

大きく3つのサイズの犬種に分けられます。

通常、犬種のサイズは体高が基準となります。

しかし、アナグマの猟犬として穴の中に入っていなければならなかったダックスフンドは、体高よりも胸囲が重要視されています。

基本的に生後15ヶ月の時の胸囲で分類されています。

サイズによる分類

  • スタンダードダックスフンド:男の子が37~47㎝以下、女の子が35~45cm以下
  • ミニチュアダックスフンド:男の子が32〜37cm以下、女の子が30~35cm以下
  • カニーンヘンダックスフンド:男の子が27~32cm以下、女の子が25~30cm以下

また、 血統書にはダックスフンドとしか記載がありません。

登録番号の項目でサイズを確認することができます。

登録番号の記号

  • DH:スタンダードダックスフンド
  • DHM:ミニチュアダックスフンド
  • DHK:カニーンヘンダックスフンド

参考にしてみてくださいね。

意外と知られていない?ミニチュアダックスフンドの3種類の被毛と性格

ダックスフンドには3つの毛質タイプがあることをご存知ですか?

交配元の犬種の影響で毛質による性格の違いが見られます。

スムースコート

つやつやとした滑らかで光沢のある短い被毛のタイプです。

ダックスフンドの原種にもっとも近く、他のタイプよりも古い歴史を持っています。

毛色は単色・2色など様々なパターンがあります。

性格はダックスフンド本来の性格に1番近いと言われています。

狩猟犬らしい活発さと好奇心旺盛な性格です。

交配された犬種はミニチュアピンシャーです。

その影響から遊びが好きで、飼い主に対して忠実な一面もあります。

ロングコート

ウェーブがかかった光沢のある長い被毛のタイプです。

耳の先端や首元の飾り気が特徴的。

柔らかくゴージャスな雰囲気が人気です。

毛色はスムースコートと同じく、単色・2色など様々なパターンがあります。

最も温厚でデリケートな性格だと言われています。

飼い主には甘えん坊ですが、初対面の人には人見知りをするデリケートな気質も持っています。

交配された犬種はスパニエル系です。

その影響から穏やかでフレンドリーな一面も兼ね備えています。

ワイヤーコート

短く滑らかな耳の毛以外が、ごわごわとした針金状の剛毛に覆われた中毛タイプの被毛です。

ワイヤーコートはあごの毛だけが長く伸びるのも特徴です。

その風貌はまるでおじいさんのようで可愛らしいと人気です。

様々な毛色がありますが、ワイルドボアと呼ばれる枯葉色が最もポピュラーだと言われています。

ドイツで飼育されているダックス系はほとんどがワイヤーコートだと言われています。

独立心・警戒心が強く、留守番が長くても自分だけの時間を楽しめる性格が特徴です。

交配された犬種はテリア系です。

その影響から気性の荒さや頑固な一面が垣間見えます。

狩猟犬として活躍した、ドイツ原産の犬

ダックスフンドの起源は諸説ありますが最も古い時代の記録が今から約3500年前の古代エジプト新王国時代、トトメス3世(紀元前1479-1425)の壁画に長胴短肢の犬が描かれており、

更にその壁画の中には「tekal」や「tekar」と読める文字が刻まれていて、ドイツでのダックスフンドの別称である、

「teckel」に由来するのではないかとも言われております。

ダックスフンドはドイツ原産です。

ドイツ語の発音からすると「ダックスフント」になります。

日本の畜犬団体・JKC(ジャパンケンネルクラブ)では英語読みのダックスフンドと表記されます。

どちらで呼んでも問題ありません。

ダックスの先祖と考えられている犬は、スイス地方原産のジュラハウンドや中型のピンシェルなどの獣猟犬たちです。

これらの犬を交配させて12世紀頃にダックスの基礎となる犬が誕生しました。

ダックスの基礎となった犬は胴も脚も一般的な長さでした。

アナグマや兎などの穴に潜むタイプの獲物の猟で使われているうちに、少しずつ体型が変化してきたと言われています。

ダックスフンドという名前は、ドイツ語でアナグマを意味するダックス(Dachs)と犬を意味するフント(Hund)が由来とされています。

16世紀には、スムースコートから生まれた中毛の犬やスパニエル種を交配させたロングコートが誕生しました。

続いてシュナウザーやテリア種と交配させたワイヤーコートが誕生したのです。

現在のスタンダードダックスは9kgほどの体重です。

初期のダックスが活躍した16世紀当時は体が大きく、獰猛なアナグマと戦うため体重も最大で20kgくらいあったと言われています。

ミニチュアダックス・カニンヘンダックスは19世紀以降に野ウサギやネズミ、イタチなど小型の獲物を狩る為に誕生したのです。

勇猛果敢な狩猟犬として活躍したミニチュアダックスのまとめ

いかがでしたか?

ミニチュアダックスフンドの可愛らしい姿の背景には、狩猟犬として勇猛果敢に活躍した歴史があります。

毛質により配合された犬種が異なるため性格も異なってきます。

その独特な体付きと性格の特徴など、その魅力は一言では言い表せません。

狩猟犬だからこその特徴を理解して、しっかりとしつけをし、長く寄り添えるパートナーとなると良いですね。

ペットメイト お悩み相談室

ペットメイト お悩み相談室

ペットメイトのスタッフが動物たちに関する情報をお伝えしております。動物に関する知識やお悩み事を解決するためのNoteです。
分からないことは店頭で相談受け付けてます。