2023/4/24
フレンチブルドッグの平均寿命と病気!長生きのポイント
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長く一緒に暮らしたい!フレンチブルドッグの平均寿命と長生きのポイント
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フレンチブルドッグの平均寿命は10〜14歳とされています。
小型犬よりは短い傾向がありますが、中型犬としては平均的な寿命と言えるでしょう。
20歳を超える長寿のフレンチブルドッグもいるようです。
適切な飼育環境と、その子の性格にあった接し方をすることでストレスが軽減されて長生きできるようになると言われています。
運動不足、温度管理、寂しい・・・そんなことでストレスを溜めがちになってしまいます。
自分の足をずっと舐めていたり、身体をしつこく掻いているといった様子が見られたら、要注意です。
ストレスのサインは早めに気づいてあげてください。
毎日のブラッシングや食事などで愛犬の体調は、あなたが1番把握していると言っても過言ではないでしょう。
それでも、目に見えない身体の中の部分は健康診断でないと発見しにくいこともあります。
早期発見・早期治療が大切な病気もあるので、かかりつけの病院で定期的に診てもらうと安心です。
知っておきたい!フレンチブルドッグがかかりやすい病気
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フレンチブルドッグがかかりやすい病気を知っておくことで予防することや早期発見に繋がります。
早く治療をすることで完治する病気も多くあります。
1日でも長く愛犬との時間を楽しむために、気をつけたい病気を知っておきましょう。
皮膚炎
フレンチブルドッグはデリケートな肌の持ち主です。
皮膚のバリア機能が弱く、皮膚に菌が繁殖したり、ノミやダニに噛まれるなどの様々な理由で皮膚炎を発症してしまいます。
擦れたことが刺激となり、気にして掻いてしまい皮膚炎になってしまうこともあります。
皮膚に赤みや脱毛などがあり、気にしている様子があれば要注意です。
早めに動物病院を受診してください。
予防方法
肌を清潔に保つために、毎日のブラッシングを習慣づけましょう。
月1〜2回を目安にシャンプーをしてあげてください。
初めて使うシャンプーには十分注意しましょう。
なるべく肌に優しいものを使うことがおすすめです。
首輪で擦れてしまい、そこから皮膚炎が広がってしまうこともあります。
必要がなければ自宅では外しておきましょう。
ストレス等で身体を掻く癖がついてしまうと、引っ掻きすぎによる炎症の元になってしまいます。
肌の様子は毎日のブラッシングとスキンシップの中で確認してあげてください。
熱中症
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気温の高い場所や激しい運動により体温が上がります。
しかし、犬は足の裏と鼻の頭からしか汗をかけません。
ハアハア洗い呼吸を繰り返す「パンティング」だけでは熱を逃がしきれずに熱中症になりやすいです。
鼻ぺちゃの短頭種であるフレンチブルドッグは咽頭気道が狭く、熱を逃がすのが特に苦手な犬種です。
そのため熱中症になりやすいので注意しましょう。
予防方法
散歩や激しい運動をしたあとは、水を飲ませて落ち着かせましょう。
また夏場は、散歩よりも空調の効いたドッグランで遊ばせるか、自宅で一緒に遊んであげるのが良いでしょう。
散歩に行く場合は朝や夕方の涼しい時間帯に行くのが良いでしょう。
散歩や激しい運動の後に気になる様子があれば、たとえ冬場であっても熱中症になることはあります。
激しくハアハアとしてよだれを垂らしていたら要注意です!
すぐに涼しい場所に連れていって水を飲ませてあげてください。
体を濡れたタオルなどで冷やしてあげましょう。
その後は、出来るだけ早く受診して治療しましょう。
気づいた段階ですぐに体を冷やしながら病院へ向かいます。
人間と同様に早めの対処が大切になります。
短頭種気道症候群
フレンチブルドッグは愛くるしい鼻ぺちゃが特徴的な「短頭種」です。
鼻を短くする品種改良がされているため、呼吸のときに気道が狭くなり圧力がかかりやすくなっています。
鼻の奥の筋肉がたるんでしまったり気管が狭くなったりと発症しやすいので注意が必要です。
また、肥満によってさらに気道が狭くなると発症するリスクが高まります。
予防方法
呼吸器への負担をかけないことが大切です。
特に肥満になると発症しやすいため、しっかり体重管理しましょう。
アレルギー
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フレンチブルドッグは食物アレルギーが出やすい犬種です。
特に口周りに症状が出ることが多い傾向があります。
食物だけでなくホコリやダニがアレルゲンとなることも。
アレルゲンとなる食物を摂取したり、アレルゲンに触れることで皮膚の赤み、腫れ、痒み等のアレルギー症状が出てしまいます。
食物アレルギーの場合は、症状が重くなるとアナフィラキシーショックを起こして痙攣や呼吸困難を併発するケースもあります。
予防方法
食物アレルギーの場合は、アレルギー検査をしてアレルゲンがないか確認しておくと安心です。
ホコリやダニを防ぐためにカーペットや布団を清潔にして日光に当てておくと良いでしょう。
犬服を着せて肌を守るといったこともおすすめです。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアもフレンチブルドッグがかかりやすい病気です。
脊髄と脊髄の間には衝撃を吸収する椎間板と呼ばれる部位が存在します。
この椎間板が正常な位置から飛び出し、脊髄神経を圧迫する病気が椎間板ヘルニアです。
最初は運動を嫌がる程度です。
しかし、進行すると四肢が麻痺して全く立ち上がれなくなってしまうこともあります。
予防方法
フレンチブルドッグは運動が大好きな犬種です。
しかし、過度な運動は禁物です。
椎間板ヘルニアは、背骨が運動による大きな衝撃にさらされることで発症する可能性があります。
ジャンプを繰り返したり、何度も走ったりといった激しい運動はほどほどにするよう注意してあげましょう。
フレンチブルドッグは食欲旺盛な犬種です。
肥満は骨や関節に負担をかけ椎間板ヘルニアの原因になります。
とはいえ、運動しなかったり食事を制限しすぎると筋肉量が落ちてしまいます。
ゆっくりと楽しめる適切な運動と体重管理を心がけてあげたください。
知って予防、早期発見!フレンチブルドッグの病気のまとめ
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フレンチブルドッグがかかりやすい病気は予防できる病気・予防が難しい遺伝的な病気と様々です。
太りやすい体質もあり、運動や栄養の管理も大切です。
縁あって家族になった大切な愛犬に末長く健康でいてもらうためには、 定期的に動物病院で健康診断を受けることが大切でしょう。
毎日のふれあいの中で「何かいつもと違う」と感じたら、動物病院を受診しましょう。
そのためには、常日頃から愛犬をきちんと観察してあげてくださいね!