ミニチュアダックスの平均寿命と病気!愛犬と長く暮らすための知識

ミニチュアダックスフンドの寿命

優雅さと胴長短足の愛らしさを兼ねそろえたミニチュアダックスフンド。

人懐っこくて甘えん坊な気質で、他の犬種に比べると飼い主に対する攻撃性が低いという特徴もあります。

ミニチュアダックスフンドの平均寿命は約15歳と言われています。

近年は平均寿命を優に超えるミニチュアダックスフンドも珍しくはありません。

小型犬の中でも比較的長生きする犬種と言えるでしょう。

長生きしてもらうためには病気の早期発見と早期治療が重要なポイントになります。

ここではミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気と、注意すべきことをご紹介します。

毎日の暮らしの中で愛犬の異変に気付く参考になり、長く元気にあなたと愛犬の暮らしが続きますように。

特徴的な体型だからこそ気をつけたい!椎間板ヘルニア

ダックスフンドは胴長短足という特徴的な体型。

足腰を痛めやすい犬種です。

また、飛びつくことが多い犬種でもあります。

この飛びつきや後ろ足での着地、二本足で立ちあがってのジャンプなどは足腰に大きく負荷がかかるため、避けなければいけません。

普段の生活の中でも飼い主さんに飛びついたり、飼い主さんのそばにいたくてソファーやベッドに飛び乗る・飛び降りるといったことがあります。

十分に注意してあげましょう。

足腰への負担を軽減するためフローリングなどの滑りやすい床には、滑り止めマットやカーペットを敷くなどの対策をすることをおすすめします。

同様に子犬期にはケージやサークルの中にも敷いてあげると良いでしょう。

子犬は成長途中で体が出来上がっていないため、足腰の負担を軽減してあげることが大切です。

また肥満も椎間板ヘルニアの原因の一つです。

肥満は病気ではありませんが、肥満はさまざまな病気を引き起こすリスクが高くなるため、体重管理が必須になります。

肥満は足腰に負荷がかかってしまいます。

とくにダックスフンドは椎間板ヘルニアになりやすい犬種です。

ほかの犬種以上に気を配ってあげましょう。

避妊・去勢手術後はホルモンバランスの変化から太りやすくなる傾向があります。

肥満によって病気のリスクが高まるだけでなく必要な手術ができないということも出てくることもあります。

体重管理はしっかり行ってくださいね。

椎間板ヘルニアを発症すると、食欲不振・元気喪失・足を引きずるなどという症状がみられます。

重症の場合には自力で立ち上がれないなどの症状が見られるようになってしまいます。

 異変が見られたらできるだけ早く獣医師の診察を受けましょう。

他にも気をつけたい、ミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気

様々な病気があり、どの病気にもかかるリスクがあります。

他の犬種と比較してミニチュアダックスフンドが特に気を付けたい病気の例を紹介します。

皮膚病

ミニチュアダックスフンドに多くみられるのが膿皮症やマラセチア皮膚炎です。

皮膚病の原因はアレルギー性のもの、ノミ・ダニなどの寄生虫によるもの、細菌の繁殖など様々です。

皮膚病にかかると皮膚に炎症が起こります。

炎症がかゆみや脱毛などの症状を引き起こすのです。

痒いと掻くことで皮膚を傷つけてしまいさらに悪化する場合も少なくはありません。

また、皮膚に汚れが溜まると皮膚病にかかりやすくなります。

ミニチュアダックスフンドの被毛のタイプには3種類あります。

その中でも特に毛の長いロングコートタイプには注意が必要です。

どの被毛のタイプでも、こまめにブラッシングをしながら定期的な皮膚のチェックを心がけましょう。

皮膚疾患を起こす原因はさまざまで完全に予防することは難しいです。

しかし、定期的なシャンプーや耳掃除といったお手入れである程度の発症リスクは下げることができます。

外耳炎

外耳炎は、マラセチアなどのカビや耳ダニのほかに、アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎など全身性の皮膚炎との併発が多い病気です。

腫瘍・異物などが外耳道に挟まることでも発症します。

ミニチュアダックスフンドは垂れ耳ということから外耳炎などの発症リスクも高い犬種です。

外耳炎になると臭いのするベトベトとした耳垢がたまり、かゆみや痛みから耳を引っ掻く様子を見せます。

放置してしまうと炎症が奥まで広がります。

その結果、中耳炎や内耳炎を引き起こす場合もあります。

こまめに耳のケアを行ってください。

耳掃除は動物病院でも500円程度で行ってくれます。

飼い主やトリミングサロンでは耳の中を適切にきれいにすることは難しいでしょう。

獣医師に定期的に耳掃除をしてもらうことをおすすめします。

眼疾患

ミニチュアダックスフンドは眼の病気を発症することが多い犬種です。

様々な眼疾患がある中で、結膜炎・緑内障・白内障を発症しやすい傾向にあります。

結膜炎はシャンプーやゴミ、 ウイルスなどの異物が目の中に入ることで結末が炎症を起こす病気です。

角膜炎やドライアイなどの病気で引き起こされる場合もあります。

結膜炎になると目が充血する・涙が多くなるといった症状などがみられるようになります。

痛みや痒みから前足で目を触るなどの様子を見せる場合もあります。

そのような症状が見られたらすぐに動物病院を受診してください。

結膜炎は比較的短期間で治すことができる病気です。

原因によっては長期間の通院治療を要するケースもあります。

目の周りを清潔にしてあげることを心がけてください。

腫瘍

ミニチュアダックスフンドは良性・悪性にかかわらず皮膚に関する腫瘍に比較的なりやすい傾向にあると言われていいます。

特に「皮下腫瘍」「乳腺腫瘍」が多くみられているようです。

腫瘍は予防することができないものです。

そのため早期発見と早期治療が重要となってきます。

毎日のブラッシングの時にしこりがないか、皮膚に異変はないかもチェックするようにしましょう。

もし皮膚にしこりなどを見つけたら、早めに動物病院を受診してください。

歯の疾患

ミニチュアダックスフンドに限らず、どんな犬種にも多く見られるのが歯周病です。

発症リスクを下げるためにも、毎日の歯磨きを行うことが大切です。

しかし、歯磨きが苦手なこはとても多いです。

歯ブラシを見ただけで逃げ出してしまう子も少なくありません。

小さな頃から歯磨きに慣れさせてあげることで歯磨きの苦手意識は付きにくくなります。

歯の欠損があったり、 乳歯遺残と言う乳歯が生え変わらずに口内に残ってしまう症状も珍しくありません。

歯石や口臭が見られたときは獣医師に相談してみましょう。 

ペッツメイトでは、必要に応じてペット保険をオススメしております。

ご相談したい方は、店頭スタッフまでお尋ねください。

ミニチュアダックスフンドの気をつけたい病気のまとめ

ミニチュアダックスフンドは外耳炎や皮膚のトラブルが多い犬種です。

また、胴が長く足が短い体型から椎間板ヘルニアを発症しやすい傾向にあります。

激しい運動、上下運動、肥満は腰に負担がかかってしまうので気を付けましょう。

フローリングにはマットを敷く、なるべく段差をなくすなどして、住環境を整えてあげることが大切です。

また、もともと猟犬だったことから、本能的に何かを追う習性があります。

適度な運動は大切ですが、遊んでいるうちに誤飲してしまうケースもあるので、ボールや噛み砕けるもので遊ぶ際には注意してあげてください。

ブラッシング、散歩、遊びなどの毎日の生活の中で、異変に気づき早期発見・早期治療に繋げましょう。

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