柴犬の知っておきたい平均寿命と病気!長く一緒に暮らすための知識

柴犬の平均寿命は?小豆柴や豆柴の平均寿命って?

柴犬は長生きな犬種として知られています。

15歳を超えるご長寿柴犬の元気な生活ぶりを SNS で目にすることも多いでしょう。

その中でも柴犬の場合は13〜 16歳が平均的な寿命と言われています。

柴犬は老犬になると認知症になる確率が他の犬種よりも高い傾向があります。

なるべくシニアになっても、お散歩や遊びなどの脳トレを心がけておきたいものです。

毛色やオス・メスによる寿命の違いはないと言われています。

また、 小柄でマンションでも飼いやすく、近年人気のある豆柴。

さらに小さな小豆柴と呼ばれる子たちの寿命も気になりますよね。

豆柴や小豆柴の寿命に関する厳密なデータはありません。

身体の小ささゆえに短命であるまたは長寿であるという根拠はありません。

寿命の違いは個体の差と言われています。

柴犬に長生きしてもらうには?

比較的平均寿命が長い柴犬ですが、長生きをしてもらうためには正しい飼い方をすることがポイントです。

柴犬がなりやすい病気を把握しておくことも大切ですね。

長く健康でいてもらうために基本的には外飼いではなく室内飼いをしましょう。

特に夏場は熱中症のリスクが高まり、屋外にいると短時間でも命にかかわる事態になることもあります。

また事故や盗難いたずらなど外飼いのリスクは数え切れないほどあります。

周囲の環境が影響するだけではなく、触れられるのが苦手な性質から体調のチェックをしづらいことも、短命の原因になってしまいます 。

常に愛犬の様子を確認できる場所で暮らしましょう。

また日頃からストレスを与えないように心がけることも大切です。

その子の性格によりスキンシップを好まない場合もあります。

①触りすぎたり無理やり抱っこしたりしていないか

②他のペットや子どもと接することを嫌がっていないか

③旅行中に知らない場所に預けたり、知らない場所に連れ回したりすることが多くないか

④掃除機の音・ドライヤーの音などの大きな生活音が頻繁にしないか

⑤飼い主がいつもイライラしていたり、飼い主同士でケンカしたりしていないか

このようなことは柴犬にとって大きなストレスとなってしまいます。

また飼い主に甘えたい性格の子の場合は、留守番の時間が多すぎないか、あなたが他のペットや子供ばかりを構っていないかなども確認してあげてください。

ペットも家族の一員。

お互いがストレス無く気持ちよく暮らせると良いですね。

柴犬がかかりやすい病気は?知って早期発見に繋げましょう

長生きのためには病気に対して適切なケアをすることも大切です。

長生きすればするほど病気のリスクが高まるのは人間と一緒。

7歳〜8歳になるとシニア期に入ってくるので、日頃から体調をよく観察してあげてください。

アトピー性皮膚炎

柴犬は皮膚が弱い犬種です。

子犬の頃から皮膚のトラブルには要注意。

アトピー性皮膚炎のほか、 膿皮症や食物アレルギーによる皮膚炎も発症しやすいです。

肌の赤み・痒がる様子がみられる等の症状がみられたら、早めに動物病院を受診してください。

歯周病

歯肉だけでなく、歯の靭帯や根本の骨にまで影響を及ぼす可能性がある歯周病。

重大な合併症を引き起こすケースもあり、口腔のケアは健康のために欠かせないものです。

しかし、柴犬は警戒心が強く、歯磨きをなかなかさせてくれません。

子犬の頃から 口元に触っても嫌がらないようにトレーニングをしましょう。

歯ブラシに慣れておくことが大切です。

どうしても歯磨きが難しい場合は、歯磨き効果があるガムを食べさせたりする方法もあります。

動物病院で相談して下さい。

緑内障

柴犬の発症が非常に多いといわれている病気です。

強い目の痛みを伴い、視力の低下や失明に至ることもあります。

目薬を使って進行を抑えられるケースもあります。

異常がみられたらすぐに獣医師に相談してください。

白内障

シニア犬の病気の代表ともいえるのが白内障です。

目の中にある水晶体が白く混濁して、視力が低下し、失明に至る場合もあります。

放置してしまうと、ぶどう膜炎・緑内障も発生する可能性がある一方で、目が白く濁るという疾患もあります。

「老健だから・・・」では済まさず、変化があれば迷わず動物病院で診てもらいましょう。

前庭疾患

平衡感覚を司る神経に異常が生じる病気です。

首が傾く、目が回るなどの症状が発生するシニアの柴犬に特に多い病気と言われています。

老齢性の場合は数日〜数週間でおさまることがほとんどです。

しかし、食欲不振や寝たきりにつながることがあります。

長引くと体に大きな負担がかかります。

歩き方や目の様子に異変があった場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

認知症

特に日本犬に多いと言われている病気です。

11 〜12歳を超えた愛犬には特に注意が必要です。

残念ながら認知症を治す薬は現在のところありません。

しかしサプリによって改善する症例もあります。

①ぐるぐる回る

②狭い場所には入ろうとする

③いつも寝る時間に寝ない

④夜になると吠えるようになった

などの様子が見られたら、早めに獣医師に相談してあげてください。

食事に気をつけて、健康長寿!柴犬のご飯事情

柴犬は、他の犬種よりも様々な皮膚疾患にかかりやすいと言われています。

他にもお腹のトラブル・ 認知症・膝蓋骨脱臼等に気をつけたい犬種です。

残念ながらこれらの病気を食事で防ぐことはできません。

しかし、食事管理をしっかりすることで、かかりにくい体質に導くことは可能です。

動物病院やペットショップのスタッフさん等に聞きながら、年齢と体質にあった食事を与えましょう。

また柴犬は警戒心が強い犬種です。

安心してご飯を食べられる環境づくりも必要です。

①飼い主さんの目線や外の物音が気になる

②人がよく通る場所で気が散る

③お皿の高さと体高が合わず食べにくい

このようなことがあると、柴犬はなかなか食事に集中できません。

食事をする場所の見直しや体の大きさに合った食器・食事台を利用するなどしてみてください。

健康作りに食事が大切なのは、人間もわんちゃんも一緒です。

日頃から愛犬の体調に気をつけてあげて、体調に合わせたご飯にしてあげることも長く一緒に過ごすことにとても大切な要素です。

柴犬の寿命と健康のポイント!病気についてのまとめ

柴犬の平均寿命は他の犬種より比較的長く、長く人生を共にするパートナーとなってくれる犬種とも言えます。

しかし間違った飼い方をすると長生きはしづらいものです。

安全な室内で飼い、警戒心が強い性格に合わせたコミュニケーションの取り方をする必要があります。

特に飼い主と一定の距離を取りたがる子の場合には、構いすぎてストレスをためないようにしてあげてください。

また柴犬は丁寧なケアが必要な病気にかかりやすい犬種。

子犬の頃から小さな変化を見逃さないように注意し、異変があった場合はすぐに動物病院を受診できるようにしておきましょう。 

あなたの柴犬がいつまでも健康でいられますように。 

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