実は天然記念物!柴犬の性格と特徴!平均体重は意外と軽い!

日本犬唯一の小型犬!柴犬ってどんな犬?

日本犬といえば柴犬をイメージする人も多いのではないでしょうか?

凛々しい顔立ち、三角の立ち耳、 くるんと巻いたしっぽ、飼い主に忠実な性格などから日本のみならず世界でも人気のある犬種のひとつです。

近年では豆柴 ・小豆柴と呼ばれるサイズの芝犬も増え、和犬ダントツの人気を誇る一方、 「洋犬に比べるとしつけが難しい」と言われることも少なくありません。

この記事では、柴犬の特徴や性格についてご紹介します。

実は天然記念物!柴犬ってどんな犬?平均体重は意外と軽い!

柴犬は日本原産で国の天然記念物にも指定されている日本犬です。

「柴」とは「小さなもの」を意味する言葉です。

日本犬の中では唯一小型犬に分類されている犬種です。

成犬の体重は約9~12kgほどで、オスよりもメスの方が少し小さいのが特徴です。

  • オスの体高が38~41cm、体重が9~11kg
  • メスの体高が35~38cm、体重が7~9kg

ほどが平均体重と身長になります。ですので、小型犬の分類です。

柴犬の歴史は長く、本州の様々な土地で飼われ、狩猟犬や番犬として活躍してきました。 

その土地ごとに柴犬の風貌は異なり、その中でもキツネ顔(縄文柴)とタヌキ顔(新柴犬)と呼ばれるような顔つきの違いがあります。

一般的にキツネ顔の柴犬は額段が浅く、広くて平らな額を持ち、細くて筋肉質な体型をしています。

タヌキ顔 の柴犬は額段が深く、やや長方形で、筋肉質な体型です。

被毛はダブルコートで下地は柔らかく、上毛は硬いのが特徴です。

代表的な毛色は赤の裏白ですが、胡麻、黒胡麻、赤胡麻、ブラック&タン、白、淡赤などがあります。 

最近は豆柴や小豆柴と呼ばれる小型の柴犬を見かけるようになりましたね。

しかし、サイズは小さくても血統書には「柴犬」と記載されています。

豆柴や小豆柴も、性格などはその子その子の特徴はあるものの、基本的な性質や特徴は芝犬と違いはないと言われています。

外飼い?室内飼い?柴犬はどちらが良いの?

日本で古くから狩猟犬・番犬として飼われていた歴史からか「柴犬=外飼い」と思っている方も多いと思います。

ですが、その認識は間違いです。

特別な理由がない限り、基本は室内飼いをしましょう。

毎日運動ができるのであればマンションでもお迎えすることは可能です。

ただし、マンションによっては「ペット可」の住宅でも「小型犬か猫」などの条件がついている場合もあります。

小型犬とはいえ、中型犬の大きさに近い柴犬を飼うことができるかは確認してみて下さいね。

外飼いは以下のようなリスクがあり、とても危険です。

①熱中症

②フィラリア感染

③脱走

④イタズラ・盗難

⑤体調の異変に飼い主が気づきにくくなる

おもちゃで遊んだり毎日散歩に出かけたりすれば、 室内飼いでも運動不足やストレス過多を避けることができます。

また愛犬が安心して過ごせる専用の寝床や生活スペースを準備することで、室内でも問題なく過ごすことができるでしょう。

家族の一員として、可能であれば家の中で一緒に過ごすようにしてあげてくださいね。

また、外を好む子や、縄張り意識が強いために飼い主と生活スペースを分けた方が良い子もいます。

やむを得ず外飼いをする場合には、熱中症対策が欠かせません。

寒さに特別弱いということはありませんが、 冬も様子を見て寒さに対策が必要です。

外飼いをする場合でも、 就寝時や留守にするときは玄関などに入れ、 飼い主の目が届かない時に屋外で1人にしないようにしてあげましょう。

和犬ならではだからこそ!柴犬ってどんな性格?

柴犬はオオカミに近いという研究結果があり、野性の本能が現れた「犬らしい」行動がよく見られる犬種でもあります。

警戒心が強く、洋犬のように「人間と一緒に何かをしたい」という欲求はあまり見られません。 

常に飼い主と一緒ではなく、1人で過ごす時間を求める傾向があります。

そのためお留守番が苦手になることは少ないと言えるでしょう.

その一方で、抱っこ・シャンプー・ 予防接種などでの拘束が苦手な子や、甘噛みの時期を過ぎても威嚇のために噛む子が多いことは理解した上でお家に迎えてあげてくださいね。

飼い主にすごく甘えて、言うことを聞く柴犬をSNSなどで見ることもあると思います。

その子の性格もありますが、飼い主のそばを離れずベッタリしている性格は、洋犬に比べて少ないと思った方が良いでしょう・

また柴犬は、 生活を共にしている家族に対しては忠実に接してくれます。

一度テリトリーに入れた人には寛容である反面、知らない人や環境が変わることに対して神経質になりやすい傾向があるとも言われています。

縄張り意識が強い上にきれい好きなので、外でしか用を足さない子が多い犬種でもあります。

子犬期にトイレトレーニングをしても、散歩に行き始めると外でしかしなくなるケースが少なくありません。

あなたの体調が悪い時や悪天候の時でも、 散歩は必ず行くつもりで飼う必要があります。

庭がない家の場合は特に注意をしてあげてくださいね。

魅力あふれる日本犬!柴犬と楽しく暮らそう!

柴犬は野生的で警戒心が強い性格です。

しかしそのぶん活発で愛らしい姿がたくさん見られる魅力にあふれた犬種です。

正しくコミュニケーションを取れば、 初めて犬を飼う人にでも良いパートナーになってくれます。危険が少ない室内飼いをし、体罰を与えずに問題行動の原因を取り除きながら、一緒に過ごしてあげて下さいね。

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